nakayubi

書くための座標

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

8.18

純粋天皇の胎水しぶく暗黒星雲を下降する永久運動体が憂い顔のセヴンティーンを捕獲した八時十八分隣りの独房では幼女強制猥せつで練鑑にきた若者がかすかにオルガスムスの呻きを聞いて涙ぐんだという、ああ、なんていい……愛しい愛しいセヴンティーン縊死体…

寮の小説がかなり詰まっている。いっそのこと、大長編にしようと思う。二十万字くらいの。出てくるキャラクターが多すぎて書き分けが難しいので、エンタメ的手法を用いて予め設定を詰めておかなければならない。後輩Rのアフリカ行き、ロボットの入寮などもエ…

家庭を持つことはアンガージュマンだ。家族とは性的な空間であると同時に政治的な空間である。大江健三郎『個人的な体験』において、鳥(バード)は障碍児の「父」を引き受けることによって鳥(バード)はアンガージュマンしている。だが、それはかつての父では…

大江健三郎『個人的な体験』読了。この小説において、凡庸な言い方になってしまうが、大江健三郎はひとつの転換をとげている。『性的人間』に代表される作品群で示され現代を「どのように生きていくか」。それが具体的に障碍児として産まれてきた息子との同…

昨日はEさんが退寮して実元の家業を継ぐとのことだったのでパーティーをした。Eさんにはとてもお世話になったので友人たちと金を出し合ってワインを買ってプレゼントした。二年と少しの間、いつもどこかで顔を合わせていた人がいなくなるのは身を引き裂かれ…

柄谷行人『終焉をめぐって』を読み進めている。取り敢えずは160pまで流し読みしてそこからまた再読するつもりでいる。大江健三郎『万延元年のフットボール』と村上春樹『1973年のピンボール』の相違点についてはおもしろいと思った。まずもってタイトルがパ…

今週の土日はイベントが多く読書も殆どしていないし小説も一切進んでいない。土曜は山手線一周して池袋でYとYの彼女のAちゃんとYちゃんの四人で少し酒を飲んで日が変わるころに寮に帰ってきて風呂に入ってすぐ寝た。日曜は昼頃に起きて文フリの打ち上げに焼…